白内障の全て(慶応病院 病気を知るシリーズからのパクリ)最終回
Q&A 6 治療法は手術だけでしょうか? 混濁した水晶体は、元に戻らないため、基本的には手術が根本的な治療法です。ただ早期においては、進行を遅らせるといった目的で、点眼薬を出すことがあります。(この点眼薬の効果については、以前このブログで書いたことがあります。) 近年では、手術技
白内障の全て(慶応病院 病気を知るシリーズからのパクリ)その2
前回の続きで、患者さんからの質問の最大公約数に合致するものを、Q&A形式に編集して、慶応病院眼科の病気を知るシリーズを参照して記載しました。 Q4 白内障の原因の中で、加齢や遺伝以外の環境要因といわれるものには、どの様なものがありますか? 喫煙 紫外線 糖尿病 ステロイド内服
白内障の全て(慶応病院 病気を知るシリーズからのパクリ)
白内障については、今までもかなり書いているのですが、このブログを読まれている患者さんは、多分少数派だと思います。 なぜなら、週に数回は、白内障はどんな症状か 自分はまだまだ大丈夫でしょうか 白内障にならないためにはどうしたらいいのか 等バリエーションは色々ですが、聞かれます。 そ
90代での白内障手術
年齢での区分というのは、統計上どうしても必要なことです。 ただ中高年世代を終え、高齢者それも60代後半以降になると、統計で年代を区切るには、個人差が大きいように感じます。 白内障手術を受ける患者さんの年代別分布では、70代が最も多く約48% 次いで80代以上が26%となっています
高脂血症治療薬(スタチン)と白内障の関係
中年以降の方で、高脂血症の治療薬を内服している人は多いと思います。 スタチン系の内服をしている人に、白内障発症率が若干高い というニュースを何かでちらっと見たのですが、再度確認しようと思うと、見失ってしまったので、検索してみたところ、発見しました。 日本人の研究で、日本大学薬学部
日本における白内障手術件数の統計結果
正確な疾患の統計結果を知るデータベースは、なんといっても厚労省が公表している、NDBによることが一番正確だと思います。 何年か前にも、このデータをブログでご紹介したことがあります。 NDBは、ナショナルデータベースの略ですが、以前は細かな数字の羅列にうんざりした覚えがありますが、
慶応大学眼科学教室 年間報告書2024
医局から、上記のレポートがメール添付のファイルで送られてきました。 いままでの紙ベースで送られてくるものであれば、見ることなく葬り去られていたのですが、ちょっと開けてみると最近の取組や新しい研究成果なども簡潔にまとめられていて、結構面白いものであることが分かりました。 今日はその
白内障と日常生活と医療費
白内障の症状について、患者さんに聞かれることが多いです。 ありきたりの、かすむ まぶしい 光がにじむ といった答えを患者さんが期待しているとは思いません。 なぜならそういう質問が出る時点で、患者さんたちはそういう症状は既に経験していると思うからです。 例えば視力検査で1.0以上が
ChatGptに白内障について質問してみた
ChatGptは特に高齢者には有用だと耳にします。 私も暇なとき、色々な質問をして遊んでいます。今回は白内障について質問してみてどういう答えを出してきてくれるか 試してみました。 私の質問は、白内障について教えてください。最新の統計の結果で教えてください。白内障の自覚症状が出る一
白内障の予防について考える
白内障というのは大変身近な病気なので、今更予防といわれても困ってしまうというのが、正直な感想です。 長寿時代の昨今、高齢者の範疇に入る65歳以上の白内障は、病気というより老化現象という捉え方が、自然なように思います。 確かに80代の方のほぼ100%の有病率ですから、多少個人差はあ