抗ヒスタミン薬(内服)
今年は予想通り花粉症が近年より強いせいか、内服を希望する人が多い気がします。 通常アレルギー性結膜炎に対しては、内服薬より点眼薬の方が良く効く為、目の症状だけの場合は殆ど内服薬を出さなくても軽快します。 ただ4月頭の今頃は、スギ花粉のピークは過ぎているものの、ヒノキ花粉の最盛期に
花粉ー食物アレルギー症候群(PFAS)
花粉症のある人が、主に生で食べる果物や生野菜を口にすると、唇が腫れたり、口やのどの粘膜が痒かったり、イガイガした不快感を感じる症状のことを、PFAS(花粉ー食物アレルギー症候群)といいます。 食物中に、花粉中のアレルゲンとよく似た構造のものが含まれるからですが、症状は主に口内 咽
花粉症患者さんの目にまつわるセルフケアについて
花粉症の患者さんにとっては、先刻ご承知のこととは思いますが、ゴーグルをつけることがまず第一の自衛手段です。 最近はゴーグルというほど大げさなものでなくても目立たないものがありますし、眼鏡の上からカバーするようなものもあります。 また白内障術後に使う保護眼鏡でも、側面からの埃除けが
花粉が多く飛ぶ時間帯
花粉が多く飛ぶ時間帯という話をMRさんから聞いた時に、かつてそういうペーパーを読んだ気がしたので、探していたのですが、ついに発見したのでこのブログでも書いてみることにしました。 MRさんが示してくれたデータは、2007年3月9日の千代田区における6時~24時までの花粉量を図示して
花粉症2023 アレジオンLX点眼
予想では近畿地方では、2/22頃からスギ花粉が飛び出し、最盛期は3月上旬から中旬。 ヒノキは4月上旬から中旬以降までが最盛期となっています。 確かにそろそろ花粉症の方の来院があります。 今年はかなり寒かったと思いますが、その恩恵は今のところあまりない とのことです。 参天製薬の方
スギ花粉症 2023
1月中旬となり、そろそろ春の花粉症が気になるころだと思います。 日本気象協会の12月に出された花粉症予想によりますと、前シーズンが少なかったため、去年との比較では、近畿を始め四国 東海 関東甲信越では昨年比でとても多いとなっています。 我が宮の前眼科のある近畿地方を中心として書き
秋の花粉症 2022
例年春の花粉症については、国を挙げての話題になりますが、秋の花粉症の増加率の方が多いような気がします。 もちろん全体数としては、春の方が多いですが、通年及び秋の季節性のアレルギーの患者さんが増えていると思います。 秋だけという方は少なく、今までは春だけだったのに ということもよく
アレジオンLX点眼薬2回点眼 12歳未満の小児への安全性及び有効性
アレジオン点眼薬が抗アレルギー点眼薬としては、一番新しいものですが、さらに2019年にアレジオン点眼薬が4回必要だったのを、抗ヒスタミン薬の濃度を0.05%から0.1%に増加し、2回点眼でよいものに改良されたのがアレジオンLX点眼薬です。 防腐剤も含まれていない為、目に優しい。
2022年春の花粉症予報(続報)
第3報が出ていますが、前回同様今年の花粉症は、ここ関西地方では前年比 例年比ともに70%程度で軽く済みそうです。 今年の特徴は、地域差が大きいことで、北海道(シラカバ)は全面的に多く、九州や東北は場所によっては多くなる地域があるようです。 飛び始めの時期は、気温が全国的に冬らしい
2022 スギ・ヒノキ花粉症予想
例年通り、日本気象協会が昨年12月に今年の春の花粉症予想を出しました。 それによりますと、花粉の飛び始めの時期は例年並み。 飛散量は九州 北陸 関東甲信越で例年並み。 四国 中国 近畿 東海では例年より少ない。 東北は例年よりやや多く、北海道は例年より非常に多い。 例年との比較と