
そろそろ春の花粉症の最盛期が終わろうとしています。
春の代表的花粉症である、スギ・ヒノキ花粉症は、ようやく終盤ということで、参天製薬がアレルギー性結膜炎の患者さんを対象に行ったアンケート調査の結果が送られてきました。
私が一番知りたかったのは、今年初めて処方したアレジオンクリームの効果でしたが、今回のレポートは、痒みに対する治療薬へのニーズに関してでした。
対象者は、北海道と沖縄を除く全国の1104例のアレルギー患者。
アレジオンクリームを想定していると思われますが、点眼薬以外で痒みに効く薬があったら、使ってみたいか という質問に対し、とてもそう思う と そう思うで、54% ややそう思う というのは、29.1%。
それも足すと希望者が多く見えますが、診察の場で、ややそう思う という患者さんには、新しい薬を処方することはあまりなく、現状の薬で満足していると解釈します。
ですから、さらなる新薬を希望している人は、半分ぐらいという感じだと思います。
以下も同様に見てみると、まぶたに塗ることで痒みが取れる薬があったら、使ってみたいと思うか と問う質問にも そう思う人は、50.1%
アレジオンシリーズでは、点眼薬では2回点眼 4回点眼 クリームでは1回塗布ですが、回数に関してのアンケートでは、圧倒的に回数の少ないものが人気でした。
実際には、回数の多いものを好む患者さんも珍しくない印象ですが、1回でよいというのは、とても魅力的なようです。
ただ参天製薬には申し訳ないですが、とてもカラフルなパンフレットでしたが、アンケート内容は、大体答えが予想通りで、あまり面白みはない結果となっていました。
おそらくアレルギー専門医がアレジオンクリームについての、何らかの知見を発表されるでしょうから、それを楽しみにしています。