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白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
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ウエアラブル端末を推奨するトランプ政権 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

ウエアラブル端末を推奨するトランプ政権

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2025/07/06担当:山本 洋子
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ヤフーニュースで、トランプ政権幹部である、保健福祉長官のロバート・F・ケネディー・ジュニア氏が、ウエアラブルデバイスで、全国民が自分の健康を常時モニターできる社会を目指す。

 

と発表したという記事を読みました。そしてそのために最大のキャンペーンを実施するそうです。

 

最近スマートリングを使っているので、そういう情報に興味があります。

 

私の認識では、血圧は測定できても、血糖値の測定は認可のおりている機器はありません。

 

既に、日本や韓国 米国 欧州と各地で研究ベースでは、かなり信頼度の高いデバイスの開発が進んでいるということは、過去にこのブログでも書いたことがあります。

 

私の現在使っているスマートリングでは、血糖値の測定はもちろん、血圧の測定や心電図の機能もついていません。

 

しかも測定値の信頼度は、どちらかというと参考値程度で、もし血糖値が測定できても、糖尿病の人がそのデータを鵜呑みにするのは、やはり躊躇があるように思います。

 

このヤフーニュースにおいても、最高品質とされるApple Watchでさえ、歩数や心拍数といった指標の精度に問題がある という研究結果が示されたり、フィットネス用のトラッカーにも大きな誤差が含まれていて、訴訟の証拠として、この研究結果(カリフォルニア州立工科大学)が使われているそうです。

 

ケネディー長官は、ウエアラブルによって、健康管理の主導権が再びアメリカ国民の手に戻る と発信しており、その中で、血糖値モニターについても言及したようです。

 

ただし現在のところ、日本の厚労省も、米国のFDAも認可した血糖値測定付きのウエアラブル機器はありません。

 

自分の健康状態を体重計並みの手軽さで、知ることができるという好奇心は満たされますが、糖尿病患者さんがその値を信頼できる というお墨付きがでるまでは、無理にスマートデバイスを利用するよりは、認可済みの例えばアボット社のリブレを利用した方が安心だと思います。

 

ただこの記事によりますと、次期PHS(米国公衆衛生局)の長官に指名されているケイシー・ミーンズ博士は、血糖値測定企業(Lebels)の共同創業者だそうですから、近いうちに、一般に流通するようになるかもしれません。

 

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