ドライアイについて
暖冬とはいえ、1月 2月は暖房を入れる機会が多くなり、ドライアイの患者さんが増えます。 私の診察室の真上に埋め込み式のエアコンがついており、一日温風にさらされています。 この環境に慣れるまでは、角膜というより、顔の皮膚がボロボロに剥けて、痛くはないですが、みっともない状況に陥って
ドライアイ治療薬 ムコスタ点眼薬のニューバージョン
ムコスタ点眼薬は、ドライアイ治療薬の2本柱の一つとして、眼科の外来ではとても有用な薬です。 2012年の1月に発売されて以来、かなり癖のある薬ではありますが、ムチンの産生を促すことで、涙の量が安定するため、症状の強い患者さんには、効果が感じられる薬です。 そもそもムコスタという薬
ドライアイ治療薬新発売
参天製薬からドライアイの点眼薬が新しく発売されました。 と言いましても、全く新しい薬というより、今まであった3%ジクアス点眼と主成分は変わらず、濃度も同じ3%のジクアスLXという点眼薬が、今までの改良版として出た感じです。 LXというのは、long existence の略だと思
市販された0.1%ヒアレイン点眼薬
眼科におけるヒアレイン点眼薬というのは、長きにわたってドライアイの処方薬でしたが、昨年9月に、ドラッグストアや薬局で市販されるようになりました。 処方薬は、0.1%と0.3%がありますが、現在のところ市販薬は0.1%。 ソフトサンティアという添加物の入っていないドライアイ用の薬も
ムコスタ点眼
昨夕から急にドライアイになって、目がパサパサ・ゴロゴロしてきました。 外観は充血もなくいつもどおりですが、自覚症状が前面にでています。 普段ほとんど点眼はしないのですが、ムコスタ点眼が残っていましたので、かなり集中的にさしたところ今朝はほとんど症状はおさまっています。 ムコスタ点
ドライアイ実感編 その2
今年の2月のブログにも私のドライアイ実感編http://www.eye-itami.jp/index/blog-detail?id=182を書いたのですが、やはり診察室の真上から吹き付けてくるエアコンには参ります。瞬きを繰り返すと、コンタクトが外れてしまうこともあります。ただ、顔
ドライアイ 実感編
ドライアイの話題は、以前に比べ学術的な話題提供も増え、一般の健康番組での取り組みも増え、もちろん製薬会社からのコマーシャルトークも増え、皆さん周知のこととなってきました。このブログでも、詳しい解説がありますので、今日は私自身のドライアイ体験を書きたいと思います。宮の前眼科を受診さ
最近多いドライアイのタイプ
水曜日担当の草場です。ドライアイのいろいろなお話ししてきましたが、今回はBUT短縮型ドライアイについてお話しします。このドライアイは角膜などに傷が少ないわりに、ごろごろする、乾く、痛い、見にくいなどいろいろな症状が強くでるタイプのドライアイです。 このタイプのドライアイはいままで
ドライアイと生活習慣について
水曜担当の草場です。朝夕は冷え込みますが、日中は暖かい日が続いてますね。最近、注目を浴びているドライアイの治療としてライフスタイルを変えることが注目をあびてます。・長時間のVDT作業や運転を控える(休憩を取り、意識的な瞬目)・ 眼表面の保湿を図るために、加湿器を使用する、エアコン
結膜弛緩症について〜Part2
前回に引き続き、今回は「結膜弛緩症」の症状についてお話します。結膜の弛緩(たるみ)は目の上にも下にも起こり得ますが、ほとんどの場合は下側に起こります。そして余った結膜は下眼瞼に乗っかかってしまうので、そのあたりの「違和感」が出たり、まばたきをする度にたるみが気になって「異物感」を