
受付け というのは、どんな大きな会社であれ、小さな事業所であれ、初めて来た人に対応する部署というか係の人 というのが必ずあると思います。
一人で商っている商店でも、誰も対応してくれる人がいなければ、人は通り過ぎてしまいます。
そういう意味で、仕事場において、受付の仕事は大変大切な仕事だし、またストレスのかかる仕事でもあると思います。
医療機関の場合、楽しみや癒しを求めて来院することはまずなく、何らかの心配事を抱えてやってくるわけですから、人一倍対応してくれる人の、一挙手一投足に注意を払っています。
笑顔のない人には、話しかけにくいですし、せっかく話しかけても、ロボットのような対応では、かえって不安です。
といっても、個人情報を扱う部署でもありますから、正確性と口の堅さは必須です。
眼科は、色々な国家資格を持った人が集まっているのですが、その中で受付という仕事は、国家資格が必要ではありません。
ですから誰でも仕事につける、でもだから人間性が試される場でもあるのだと思います。
忙しい時、他の部署の人が受付を助けてくれる場合がありますが、それを見ていると、持ち場の仕事が良くできる人は、受付業務もスムーズです。
ですから、受付が専門である場合は、より高みを目指してほしいと思います。
業務の知識を増やすことも大切ですが、人としてスタッフ同士であれ、患者さんへの対応であれ、相手への自然な思いやりが感じとれる成熟度を私は評価したい と思います。
そうでないと年を重ねる意味がないのではないでしょうか。
難しいことでしょうか?
私はそう思いません。
医療機関とはそういう場ですし、そういう人を私は求めています。
若い時よりも年齢が高くなるにつれ、成熟度が増す人でありたいと私は思います。
このようなことに気付かせて下さった方に感謝いたします。