メタボ予防のウオーキングの目安として、1日8000歩以上を推奨されているようですが、例えば週末にまとめて歩くのと、日々平均的に歩くのとどちらがよいか ということを論評されていました。
愛媛県東温市のコホート研究で、愛媛大学の先生がまとめたものです。N数は、1723
方法は、連続する7日間の歩数を万歩計で測定し、それを平均した値を、6000歩~7999歩 8000歩~9999歩 10000歩以上と3分類し、平均値が8000歩以上だった割合で、高頻度群 低頻度群とした。
色々な解析についての複雑な話は省略し、結論を書きます。
7日間の総歩数が多いほど、メタボリック症候群の発症リスクは低い。
8000歩以上の高頻度群もメタボリック症候群の発症リスクは低いが、1日平均歩数に調整すると、その効果は減弱した。
8000歩~10000歩の高頻度群は、低頻度群より一貫してメタボリック症候群の発症リスクは低かった。
簡単にいうと、7日間の総歩数は重要で、休日等にまとめて歩くことも、メタボリック症候群の予防には大切であること。
8000歩以上/日という平均値が高い つまり総歩数が多い場合は、7日間満遍なく歩く つまり高頻度であることが、よりメタボリック症候群の予防に貢献することが分かった ということでした。
職業人の場合、デスクワークの人は、なかなか日々8000歩以上歩くのは、難しいように思いますが、時間が許す限り歩くことは、メタボ予防にはよいようです。
ただ昼寝と運動であれば、昼寝の方が午後からの作業能率は上げるし、健康に寄与するのは断然睡眠だということも読んだことがあります。
1日24時間しかないことを思うと、こういった理想を追い求めるのは、限界ありという結論になってしまいそうです。




