兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
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午後15時~19時

手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

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斜視と斜位の違い

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2025/06/08担当:山本 洋子
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斜視というのは、視線の位置がずれている状態のことで、片眼が中心 もう片眼が中心からずれているために、視線が合わないような印象を与えます。

 

この状態を眼位ずれ と呼び、私が習った時代では、小児の約2%に見られる といわれていました。

 

ずれる向きにより、内・外・上・下と4方向あります。

 

両方の眼で見ることにより、立体視や距離感が育ち、生後3か月ごろから発達を始め、6歳頃に完成するといわれます。

 

この働きを両眼視機能といいますが、視線がずれることにより、両眼視ができず獲得できないことになります。

 

治療としては、幼児は両眼視機能の獲得のために、手術的に眼筋の位置を調整し、視線を正しい位置に維持すること プリズム眼鏡の必要がないか 弱視になっていないかをチェックすること 等小児眼科の先生に、丁寧に経過観察を受けることが必要です。

 

一方、斜位は潜伏斜視とか隠れ斜視とも称され、一見視線のずれはありませんが、片目を隠すと眼の位置がずれ、斜視の状態になります。

 

基本的には眼位がずれているわけですが、両方の眼で見ている時には、正しい眼位を保つことができます。

 

眼を動かすための神経を絶えず緊張させているため、疲れてくると映像がだぶったり、眼精疲労の症状や、頭痛や肩こり といった症状がでることもあります。

 

詳しく調べたら、軽い斜位は多くの人にあると言われますが、無症状の場合、特に治療の必要はありません。

 

眼科の検診でも、軽い場合は勧告書をだすことはあまりありません。

 

ただし眼のずれや眼精疲労等がある場合は、ずれる頻度や角度の大きさ等を調べ、プリズム眼鏡の装用が必要になる場合もあります。

 

子供の斜視の手術はどうしても全身麻酔が必要で、入院手術となります。

 

おとなの斜視の場合は、局所麻酔のため、日帰り手術が可能ですが、必要性の有無は、個人個人で違います。

 

当院では、月に半日だけですが、第2金曜日の午後診に小児眼科の専門医が担当してくださっています。

 

ご希望があれば、午後診の前に手術も行っています。

診察をご希望の場合は、電話で前もって予約を取って、ご来院ください。