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2007年ある冬の朝 ワシントンDCの地下鉄の駅構内で、ジーンズにTシャツ 野球帽をかぶった男性が、バイオリンを弾き始めました。演奏する彼の前を多くの人は、忙しく通り過ぎて行き、立ち止まって聞く人は殆どいません。演奏中彼は一人で弾き続けるのです。残念なことに、彼は有名なバイオリニ
眼瞼下垂について〜Part2
前回に引き続き、本日は眼瞼下垂の治療についてのお話です。まず年齢によって皮膚がたるんで眼瞼下垂になっている場合ですが、手術によって余った皮膚を適度に切除することで治すことができます。手術は15分程度と短時間ですし、通常、傷は皮膚のしわに沿うようにデザインして切開しますので手術後に
五感について
ヘレン・ケラーのことは、ご存知の方も多いでしょうが、視覚と聴覚が不自由でした。彼女が、嗅覚についてこのように述べているのを読みました。「匂いは私を何千マイルも離れた遠い地に運んでくれたり、これまで生きた全ての年月を越えて、タイムスリップさせてくれる強力な魔法使い」嗅覚は他の感覚と
網膜色素変性症(その2)
以前にも書きましたが、網膜色素変性症の患者さんとは、おつきあいが長くなりますので、一年に数回しかお会いしないのに親しい感じがします。視力が徐々に下がり、視野が狭くなってきます。また暗闇に慣れるのに時間がかかり、眼科の診察室は暗いので、慣れた看護師さんが着席のお手伝いをすることもあ
六甲山ドライブ
久しぶりに六甲山頂のオーベルジュに行きました。母ともよく行った思い出の店です。車に温度計がついているので、気温を確認すると出発のときには、32℃だったのが、自宅から約30分ほどですが27℃と下がっています。セミの声も自宅近辺は、ミンミンとちょっとうるさいアブラゼミですが、ティティ
前沢先生の外来
昨日は月に一度の前沢先生の外来日でした。前にも書きましたが、夏休みの土曜日ということもあって、外来は子どもたちで賑わっています。そして子供のみならず、お母さんの朗らかな笑い声がお隣から聞こえてきます。怖い思いをしなくていいので、子どもたちも大きな声で先生とお話しています。そういう
眼瞼下垂について Part 1
さて、今回は「眼瞼下垂」についてのお話です。眼瞼下垂は最近ではテレビなどでも紹介されることが増えていますが、その名の通り眼瞼(まぶた)が下垂(下がる)病気です。眼瞼下垂は様々な原因によって起こることがありますが、最も多いのは加齢に伴って起こる眼瞼下垂です。また、眼瞼下垂には二つの
白内障手術患者さん
先日、癌の闘病中に白内障手術を受けられた患者さんのご家族が、来院してくださいました。手術後数ヶ月で亡くなられたことになるのですが、ご自宅で最期まで看取られたとのこと。その際、病床でも最期まで、アイパッドを見たりできる よく見える 白内障手術を受けてよかった と喜んで下さっていた
2017年 納涼会
昨日は眼科スタッフとの納涼食事会。猛暑ということもあり、そして出直すのが億劫という声もあり、午前診が終了後伊丹でのランチということになりました。スタッフの高校時代の友人のご両親が経営されている創作和食料理屋さん。有名店です。日本酒とともに食べたい料理でしたが、真っ昼間で気後れした