今は3月初旬ですが、花粉症のアレルギーの患者さんが増える時期です。
今日はそれとは別で、緑内障患者さんの必需品である眼圧を下げるための点眼薬に対してのアレルギーについてです。
点眼薬のアレルギー症状は、例えば、眼底検査をするための散瞳薬に対してのアレルギーの場合、その当日には症状がでます。
充血 めやに 痒み 流涙等ですが、当日のため、患者さんからはすぐに連絡が入ることが多いです。
その場合は、アレルギー性結膜炎の治療薬である、軽い消炎のステロイド点眼を処方し、数日で治まります。
アレルギー症状が出ることが分かっていても、どうしても必要な場合は、散瞳検査は避けられませんが、予め治療薬を処方することもあります。
アレルギー反応は、必ず起こるとは決まっておらず、出る時と出ない時がある人もいます。
花粉症も、程度が軽い人の場合、年によって、強く出る時とそうでもない時があるのと同じです。
一方緑内障点眼薬のアレルギーの場合、点眼を開始して直後に出るというより、月単位 時に年単位の使用後に何となく、最近充血が強い 目やにが多い 不快感が続く といった症状がジワリと出てくることが多いです。
ですから、患者さんとしては、今までずっと大丈夫だったので、違う原因を探すこと事になったりします。
また緑内障治療薬は、長期に継続使用することが多く、また点眼の本数も減ることより増えることの方が多いため、新しく追加した薬が原因と思ったとしても、そうではない場合もあります。
処方している医師側は、点眼薬の中にもアレルギーの出やすいものについては、警戒してみているのですが、ご本人が最近倉庫を掃除した とか 花粉症があるので と説明を受けると、少し様子を見ましょう ということになることもあると思います。
また角膜上皮の状態が悪くなると、薬の浸透率が上がり、むしろ眼圧が良く下がることもあり、眼圧のみに注目していると発見が遅れるといった事態にもなりかねません。
特に緑内障点眼薬は、長期間継続使用 多剤併用が多いことを考えると、なるべく配合剤を使って本数を減らす工夫をしたり、手術治療を早期に考える といったことも必要だと思います。
緑内障手術は、白内障手術ほど一般的ではありませんが、一昔前の手術感とは隔世の感があります。
時代はどんどん進化していると感じます。




