再発性角膜上皮びらん
最近立て続けに2人ほど来院がありました。 この病気は、角膜に傷をつけたことをきっかけに、その後特に原因は思いつかないのに、角膜びらんを繰り返します。 きっかけとなる傷で一番多いのは、木の枝や紙 赤ちゃんの爪でできるひっかき傷です。 角膜は再生力が旺盛なので、数日で治ることがほとん
サングラスと紫外線対策
この猛暑のせいか、このところどのようなサングラスを選べばよいかと、よく聞かれます。 眼科医の立場でいうと、サングラスは紫外線による目の障害を防ぐためですから、何より紫外線透過率の低いものを選ぶに尽きます。 何色がいいかとも聞かれますが、おしゃれは別としてクリアーな無色レンズでも紫
プールと目
まもなく6月に入り多くの学校ではプールの授業が始まります。プール熱(咽頭結膜熱)はウイルス感染症で、プールに入ることにより感染することが多いためそういう名前になっていますが、眼科で一番ポピュラーなはやり目(流行性角結膜炎)とはウイルスのタイプが少し違います。 どちらもアデノウイル
巨大乳頭結膜炎
新入学や入社をきっかけにコンタクトレンズを始める方が増えるこの季節に因んで、コンタクトレンズのアレルギーについての話題です。正確には、レンズのアレルギーというより、レンズに付着した分泌物や花粉等に対するアレルギーの方が多いわけですが、花粉症等とは違い、あまり強いかゆみや充血はなく
黄砂 PM2.5 光化学スモッグ
スギ花粉が少し峠を越えた今頃から話題になるのが、黄砂やPM2.5の話題。黄砂はアジアの砂漠の砂や土が偏西風に乗ってやってくるので、砂嵐がよく起きる2月から5月が多く特にピークは4月。PM2.5は大気汚染物質ですから本来季節を問わないですが、やはり冬から春にかけて多くなります。2.
流行性角結膜炎(はやり目)続報
先日はやり目が冬なのに最近多い気がするというお話を書きましたが、そのニュースを報じているのを見つけたのでお伝えします。朝日新聞のデジタル版ですが、感染研によりますと全国約3千の定点医療機関から報告された直近1週間の患者数は、1ヶ所あたり0.82人。去年の同時期の2倍近く。北海道が
流行性角結膜炎(はやり目)
最近いわゆるはやり目の人が少し多い気がします。一般的には、夏に多く1~5歳を中心とする小児に多い病気です。散発的かもしれませんが、最近ご家族単位で複数の方がまとまって来院されました。主に手を介した接触感染ですから、徹底的な手洗い、消毒につきます。目の充血、めやに 以前にも書きまし
冬のアレルギー
花粉症は広く認知されていて、シーズンになると天気予報でも話題になりますが、この季節にも目のかゆみを訴える患者さんは意外と多いです。原因としては、ハウスダストが多いです。ハウスダストは通年性で、冬になると他の花粉症の原因が減るので、目立つということもありますが、やはり冬に増える理由
帯状疱疹
帯状疱疹は、高齢化に伴い増え続けています。帯状疱疹は、子供の時に水痘にかかった時にウイルスが体の中に入って神経節に潜むことが原因です。眼科領域でも、三叉神経の神経節に潜んだ水痘帯状疱疹ウイルスが、体力が落ちて免疫力が低下したときに活性化して、水疱を伴ったブツブツが、目の周り 頭皮
巨大乳頭結膜炎
あまり聞き慣れないかもしれませんが、主にコンタクトを使っている人に、それもあまり管理状況、使用状況が芳しくない人に起きるアレルギー性の結膜炎です。目やにが増え、充血し、レンズを入れるとすぐに曇る まばたきをすると、上にくっついて降りてこない等の不快な症状が目立ってきます。最近のコ