災害時の盲導犬(介助犬)の同伴避難について
このところ各地で地震が多発しています。 今回は介助犬、特に盲導犬の避難所での受け入れについて、書いてみたいと思います。 盲導犬は、特別な訓練や教育を受け、社会ルールを守り清潔さを保つように管理されています。 ペットとは違い、視覚障害者の生活の一部となっている特別な犬であることは、
全国医師数 統計結果発表
2年に1回 厚労省は医師数の全数調査の結果を公表しています。 それによりますと、全国の医師数は34万3275人で、前回調査(2020年)よりも1.1%増加し、人口10万人当たり274.7人で、こちらも前回より5.5人増加。 科ごとの集計によると、対前回比で最も増加したのは、美容外
麻疹(はしか)の流行について
はしかが流行の気配を見せていることに、厚労省 保健所 医師会は警戒を呼び掛けています。 本日(3/17)現在、国立感染症研究所の集計は、3/6締切の2名ですが、2月下旬から国内で麻疹の患者さんは増加しています。 2/24のエディハド航空 EY830便を利用したひとのうち、10名が
兵庫県における令和5年の交通事故死亡者数 過去最少
昨年の兵庫県における交通事故死亡者数の速報を入手しました。 兵庫県交通安全対策委員会の発表です。 それによりますと、昨年令和5年中の県内における交通事故死亡者数は103人で、昭和22年以降の統計上過去最少。 朗報が少ない統計の中では、とても良いニュースだと思います。 全国の交通事
フレイル予防に必要な栄養素
高齢者は、やせ より 小太りがフレイルになりにくく、高タンパク質のものを食べることが大切 と説明を受けることが多いと思います。 腸内フローラの日 というのがあるそうで、その日に発表されたというのが、オンラインの紹介記事にのっていました。 エビデンスははっきりしませんが、それによる
飲酒は害ではないのか
12月は酒量が上がる時期だと思いますが、喫煙者ほどは、白眼視されておらず何となく市民権を得ている感もありますが、本当に害悪が無いのかという検証は、とっくになされているのです。 酒量が上がる程、体内へのアルコール摂取量が増え、それに比例して体に対するダメージは増加していくことは、証
目薬の1滴量とは?
11月も今日で終わり。明日からは12月という今の時期。 眼科においても、年末に向け点眼薬の多めの処方を希望する方が、増えてきます。 改めて、点眼薬の1滴量 そして理想的に入った場合、1瓶が何日間でなくなるのか を調べてみました。 まず平均値として、点眼薬の1適量は約40㎕。実際的
日本人の年齢調整死亡率(ASMR)が上昇
国家における死亡率というのは、全人口に対する死亡者数の率ですが、高齢化国では、当然亡くなる方は増加します。 そのため、高齢化の影響を統計学的に取り除いた年齢調整死亡(ASMR)による分析がされています。 そのASMRは、日本では年々低下していたが、2021年は、2011年の東日本
牛乳を飲むほど骨折や死亡リスクが上がる?
この論文を投稿したのは、米国メリーランド大学のUruchi Mishra氏。2023年9月11日号の栄養学の雑誌に投稿されたそうです。 日本でも世界でも、牛乳はカルシウムが豊富で吸収されやすいので、骨折しないための対策には、乳糖不耐症の人でなければ、推奨するというのが常識といって
先天性鼻涙管閉塞の治療アップデート
昨日は先天性鼻涙管閉塞の治療のガイドライン作成者のお一人である先生が、講演された勉強会に、参加しました。今日はそのことを書いてみたいと思います。 先天性鼻涙管閉塞というのは、新生児の10%位には存在する比較的多い疾患です。 涙は吸い込み口である涙点から、鼻腔に通じる鼻涙管に至る涙