当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログVEGF阻害薬の硝子体内注射前後における抗菌薬点眼処方について
加齢黄斑変性症や糖尿病性黄斑症 眼底出血後の黄斑浮腫等の治療法として、抗VEGF剤の硝子体内注射という選択がかなり普及し、件数も増加しています。 その薬品の添付文書には、注射前後には、抗菌薬点眼を投与すること と記載されていました。 当院においても、それを遵守しています。 一方、
白内障手術を先延ばししてはいけないケースは?
網膜剥離や硝子体出血などと違い、緊急白内障手術ということは、あまりありません。 手術時期を計画的に決めることができるという点では、主体的にスケジュール管理ができるので、多忙な人でも仕事や家事と手術を両立することは可能です。 ところが、それがかえって災いとなり、次々と細かな用事は湧
全国医師数 統計結果発表
2年に1回 厚労省は医師数の全数調査の結果を公表しています。 それによりますと、全国の医師数は34万3275人で、前回調査(2020年)よりも1.1%増加し、人口10万人当たり274.7人で、こちらも前回より5.5人増加。 科ごとの集計によると、対前回比で最も増加したのは、美容外
新年度の始まり
年度替わりのこの時期ですが、私自身は学校に通う子供や孫もいませんし、大企業のように新入社員が入ってきたり、転勤したり ということも無いので、年度替わりを意識することはあまりありませんでした。 ところが、今年のご復活祭は昨晩のごミサで行われ、神父様がちょうど年度替わりのこの時期、気
白内障の疫学
白内障の治療法がほぼ確立されているため、昔のようにどのような人がなりやすい とか、環境要因とかはあまり云々されなくなってきました。 たまたま読んでいた資料に、久しぶりにまとまった記述がありましたので、ご紹介します。 ソースは、慶応大学病院が一般の方にも読みやすい文章で公開している
血糖測定器 リブレ
以前にもこのブログに、患者さんが使っている実物のリブレを見せてもらったことを書いたことがあります。 最近これを使っているという知人の話を聞き、そういえばと思い、変化が無いか少し調べてみました。 これを販売しているAbbott社は、以前は眼科の白内障手術に用いる人工水晶体レンズを販
昭和風商店街 散策記
案外自分の日常の買い物ルートというのは、固定している気がします。 特に車を使って週に一度の買い物をしていた頃は、会員割引やポイント等のちょっとした優遇にひかれて、割とワンパターンな行動をとりがちでした。 でも最近は、ウオーキングを兼ねての買い物ですから、知らない商店街に迷い込むこ
麻疹(はしか)の流行について
はしかが流行の気配を見せていることに、厚労省 保健所 医師会は警戒を呼び掛けています。 本日(3/17)現在、国立感染症研究所の集計は、3/6締切の2名ですが、2月下旬から国内で麻疹の患者さんは増加しています。 2/24のエディハド航空 EY830便を利用したひとのうち、10名が
スギ・ヒノキ花粉症 2024
今年の春の花粉症は、そろそろピークを迎えるころだと思いますが、やはり予想通りそこまで強い症状では無いように思います。 いわゆる初期療法ということが、アレジオン点眼が発売されたころから(ですからだいぶ前ということになりますが)、よく学会でも推奨されるようになりました。 初期療法とい
ウオーキングハイ
ランニングハイ というのを聞いたことがありますが、今の私はウオーキングハイ という状態です。 昨日は小雨が降る中、阪急三宮駅から勉強会の開催される神戸市立中央市民病院まで、ポートライナーに乗る代わりに、歩いて海を渡ってきました。 ポートライナーは関西の鉄道の中では、ゆっくり走るの