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人類の存続に必要な出生率は? | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

人類の存続に必要な出生率は?

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2025/06/01担当:山本 洋子
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ちょっと恐ろしい、でも実現しそうな未来についてのコラムを読みました。ご紹介します。

 

人口が長期的に増減することなく、一定に保たれる水準を人口置換水準(RLF)というそうですが、これまでは、女性1人当たり2.1人 と考えられていましたが、新しい研究で、それより高い2.7人であることが示されました。

 

フィリピン大学ロスパニョス校のCuaresma先生がPLOS Oneに投稿しました。

 

日本でというより、世界全体についての​​話ですが、人口の持続可能性を確保するためには、標準的なRLFであった2.1人ではなく、2.7人ということの根拠は、出生時や死亡率が男女比1:1としての計算であったこと。

個体のランダムな偶然の変動(人口学的確率性)を考慮に入れていなかったことが、原因だそうです。

 

現在のG7加盟国の出生率が書かれていましたが、どこも低いです。低い順に

イタリア   1.29

日本     1.30

カナダ    1.47

ドイツ    1.53

英国     1.57

米国     1.66

フランス   1.79

出生率が最も低いのは、韓国の0.87だそうですが、例えば日本の場合RLFを下回ったままの場合、人口は世代ごとに31%ずつ減少すると予想されています。

 

ただし、ほとんどの先進国は人口が多いので、絶滅は差し迫った問題ではないそうですが、ほとんどの家系は子孫が途絶えることを示唆している という指摘になっています。

 

母数が少ない集団については、影響が大きいという意味でしょうが、人類の絶滅という差し迫った状況ではないけれど、個人の視点においては、ほぼ全ての人の家系は途絶える可能性がある という結論になっています。

 

この文章を見て、ショックを受ける人もいるかもしれませんが、家系といっても顔を見ることができる世代といえば、せいぜいひ孫ぐらいまでだと考えれば、私のような庶民にとっては、まあ仕方がないかな と思えます。

 

今現在同じ地球に住んでいる人間同士、戦争などして人口を減らしている場合では無く、足りない物資は関税などお安くして、他国と提供しあえるようでないと、人類の滅亡なんてことになりかねないかも と妄想してしまいます。

 

いずれにしても、今現在地球に生きている人達は、人類の滅亡を目の当たりにする という悲劇は避けられそうですが、人類の英知で、もっと長期的な視点で、対策を考えるべき時は来ている気がします。