当院の医師達が目に関するお役立ち情報や新着情報を発信しています。
home > ブログ糖尿病網膜症を合併した白内障手術 手術体験談
ドクターから、「長い間、未治療で目を放っておいたのが悪いのだ!」と大変お叱りを受け、
難症例の白内障手術
白内障手術は、最近器械も補助薬品も進化し、とても安全にそして短時間にできる手術となってきました。手術時間が短いということは、感染の危険性が低下し、合併症のリスクも減るのですから、もちろん望ましいことです。ただある一定の割合で、難しい白内障の方がおられます。例えば、散瞳が悪い小瞳孔
竹について
私は知らなかったのですが、竹というのは、非常に珍しい、決まったパターンで成長をするのだそうです。竹の種が発芽するのに5年かかるそうですが、一度芽が出るとたった6週間で最高の高さになるそうです。約30メートルにもなるということですから、すごい。土の中にいる5年間は、誰の目にも止まら
網膜剥離について〜Part 6
それでは前回に引き続き、網膜剥離に対するもう一つの手術法である「硝子体手術」について解説します。前回説明した網膜復位術は眼球の外側から手術するのに対して、この硝子体手術は眼球の内側からアプローチする手術です。また網膜復位術が若年の網膜剥離に対してよく行われるのに対し、硝子体手術は
生理的後部硝子体剥離
先日 5月の連休明けぐらいに私自身が経験したことです。左目に微かに視力の低下を感じ、本を読んでいると、少し左目だけ文字が歪んでいる気がしたのです。アムスラーチャートという歪みを調べる検査をしてみますと、確かに左だけ中心が少し歪みます。早速看護師さんにOCTを撮ってもらうと、まさに
戦場に一輪
私の診察室の机の上に、戦場に一輪 というタイトルの水彩画を飾っています。患者さんが描かれた小さい絵です。「小さいほうがじゃまにならずに飾れるでしょう?」と。額縁は、100均で売っているものに、ピンクのお花の色に合わせて、赤く着色して作ってくださったそうです。眼科の診察室はほの暗
カラーコンタクトレンズ
現在、我が国のコンタクトレンズ使用者は、2000万人を超えるともいわれています。ハードコンタクトレンズや従来型のソフトコンタクトレンズの使用者は減少し、2週間頻回交換型や、近年では1日使い捨てのコンタクトレンズの使用者が増え続けています。 ソフトコンタクトレンズの歴史は古く
まつげの毛じらみ
もうかれこれ1年ぐらい前ですが、2歳くらいの子供さんのまつげに、動くかさぶたがあるので取って欲しいということで、お子さんを連れてこられました。お母さんによりますと、すでに頭にしらみがみつかっていて皮膚科で治療を受けているので、多分これも、まつげのしらみだと思う、とのことでした。ま