前回のレジリエンスの記事は以下のように締めくくられていました。
「他人やお隣と比べることは幸せを遠ざけます。どんな時も“お陰様で”といえる患者さんは心が幸せです。逆に、一時期よりも体はかなり良くなっているのに、“まだ完璧ではありません”と訴える人は、いつまでも心は満たせません。心の幸せの鍵は、実は自分の中にあるのです。」と。
黄斑前膜は手術をしても完全に元通りにはなりません。これを知ったときはとてもショックでした。眼の手術というだけでもとてつもなく怖いのに、頑張って手術をしても歪みが残るって…?
全てネットで得た情報でした。更に検索していくうちに鄭先生にたどりつき、「多少の歪みが残っても、見え方がかなり改善されて多くの患者さんは喜んでいらっしゃる」、というのを知り、初めて自分の現実を受け入れ、覚悟をもって前に進む勇気が出たのです。
黄斑前膜は、術後もどこまで回復するのか、もどかしさが続く病気だと思います。だからこそ、自己回復力を高めるべき食事、睡眠などの体の栄養とストレスを軽減し、元気をもらえる心の栄養の両方が大事だと思います。これからも、心の栄養も頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。
(文章にすると長くなってしまうのですが、口はおしゃべりではないので、診察では「お願いします」と「ありがとうございました」しか言いませんがいつも多くの患者さんが待っていらっしゃるので、ちょうどいいですよね。)