白内障手術について-白内障の症状って?
白内障の症状について改めて問われると、どうお伝えしようかと思うことがあります。 なぜなら、すでに水晶体の濁りが出てはいるものの、視力が1.0前後と良い数字が検査結果として出ているからです。 今の見え方が、すでに濁りを通してみている状態で、子供たちの1.0とは明らかに質の違う見え方
多焦点レンズと選定療養
多焦点レンズを用いた白内障手術は、ちょうど1年前の2020年3月をもって、先進医療から外れ、選定療養の扱いとなりました。 大きな違いは、先進医療を行う医療機関の場合、近畿厚生局に届けるだけでなく、ある一定の基準を満たしているという認可が必要でした。 もちろん宮の前眼科でも認可を受
白内障手術についてー花粉症の時期の手術
今年の予想では、スギ・ヒノキ花粉症は去年より多いものの、直近10年の平均よりは少ないとのことでしたが、最近の中ではやや多いような気がしますし、例年は目より鼻の症状がきつかったけれど今年は目の症状が気になるという方が多いです。 この一年ほどマスクをつけるのが常識化している日本では、
白内障手術について-手術室は絶対沈黙?
先週手術を受けた方に、質問されました。 手術室に入る前に看護師さんに 必要以外の会話は控えるように と言われたので、先生に、はじまりの時も終わりの時もご挨拶ができなくて、失礼なことをしたことや、手術中に気になることがあったので、伝えたかったけど我慢したことが、少し気になるのですが
白内障手術について-術翌日の検診
宮の前眼科では、白内障術後のスケジュールなどは、術前の説明時に、看護師がお一人お一人に書類を見ながら説明しています。 ただ紙を見ながらの説明というのは、当たり前ですが最大公約数的な話になりがちです。 また当院の看護師さん特に若い人は、とてもとても真面目ですから、正確にお伝えする一
白内障手術について-不同視は矯正しない方がいいのか
まず今日のタイトルの不同視について説明がいると思います。 一般的には左右の視力は大体同じであることが多いですが、屈折性弱視の目が弱視訓練で視力がでるようになった方や、幼少時は両眼同じ視力だったけれど、成長途上で片方だけが近視が進んだなどで、ある程度の年齢から左右の視力、正確には屈
白内障手術についてー人工水晶体の選択
白内障手術の際には、もはや人工水晶体を挿入して手術を終えることがほぼ全例です。 難症例で二次挿入となることはあり得ますが、当院においてもそれはかなり稀な出来事です。 最近は患者さんもよくご存知で、そしてネット情報をたくさん持っておられますから、こちらが説明する前にすでに多くの質問
白内障手術についてー2度目の手術は気楽?
何事でも初経験というのは胸躍るというより、不安に襲われることの方が多いものだと思いますが、回を重ねるにつれ、良くも悪くも慣れてきて感動も不安も薄れるものだと思っていました。 ですから白内障手術においても、後からやる方の手術は、リラックスして受けれると思うのですが、やはり人それぞれ
白内障手術-神秘的な水晶体
今日は手術話というより、水晶体について書きたいと思います。 水晶体というと、赤ちゃんの時は無色透明と思われるでしょうが、本当は新生児の時からごく薄く黄色く着色しています。 有害な紫外線カットのための神様からの贈り物。というわけでもないでしょうが、無色でないことは本当です。 水晶体
白内障手術について-多焦点レンズを使った選定療養
白内障手術を施行するにあたって、ほとんどの方が眼内レンズを挿入することになります。 その際、おおざっぱに単焦点レンズと多焦点レンズがありますが、今年の3月までは、多焦点レンズは白内障の手術代も含め、健康保険の対象から外れていました。 そのため、高額な費用負担があり、それほど一般的