白内障手術について-術後の保護眼鏡について
術前・術後の点眼の仕方や細々とした注意点については、看護師さんが個別に丁寧に説明しているつもりですが、時々思いがけない勘違いが起きることがあります。 例えば、術後には3種類の点眼薬を3回点眼していただきますが、3回点眼はしていたけれどそれぞれ1種類ずつしかさしていなかったり、術前
白内障手術について-麻酔は痛い?
白内障手術はとても洗練された手術です。 多くの人が長生きを許された幸せな時代になったことは、有難いことですが、それに伴い白内障も増加し、白内障手術は、眼科医をはじめ 医療機械 器具 薬品 人工水晶体等を製造する会社の協力で、どんどん改良が進んでいるからです。 現在進行形です。 麻
白内障手術 その後
約2か月前にご家族のご協力の下、無事白内障手術を済ませ、最近体調を崩し、入院していた方が退院の日に、診察に来てくれました。 あの鄭先生が心配するほど、手術中もぐうぐう寝ていた患者さん。 鄭先生の神業でいつも以上に早く多分実際の手術時間は、5分もかからず終了。 ちゃんと視力も出てい
多焦点レンズと先進医療
12月5日の厚労省の先進医療会議で、ついに多焦点レンズを用いた白内障手術が、先進医療から外されることが正式に決定しました。 以前のブログでも書きましたように、以前からこの手術を先進医療に含めることについては、論議がありました。 当院を含め、かなり多数の医療機関がこの手術を行ってい
白内障手術について-濁りの進行は止まるのか
白内障手術について説明する時、よく聞かれるのですが、ご自分の年齢を考えると今更手術を受けたくない。ついては、自分の生きている間、この白内障の進行を停止ないしは遅らせる方法を教えてください。 といった内容です。 何回でも説明致しますが、まず自分の寿命は自分では決めることはできないの
白内障手術について-老視矯正眼内レンズ
老視矯正眼内レンズという呼び方は、聞きなれないと思いますが、今まで多焦点レンズと呼んでいたもののことと殆ど同じです。 先日多焦点レンズの知見について、日本の眼科医で知らない人はいないと思われる、ビッセン宮島先生のレクチャーを聞いてきました。 医療費の高騰 生命保険の先進医療特約を
白内障手術について-術後の診察頻度
白内障手術が無事終わり、やれやれという方もその後に点眼をスタートさせることが負担という方もおられると思います。 車椅子使用で何とか手術台に移れる方 認知症がある方 手足が震えてしまう病気がある方等、ご本人はもちろんご家族の大変なご協力の下、白内障治療が成立する患者さんが増えている
白内障手術について-術後点眼薬
白内障の手術後、3種類の点眼薬をさします。 抗生剤の点眼薬1種類と、抗炎症剤の点眼2種類です。 抗炎症剤は、ステロイド系と非ステロイド系の2種類ですが眼科において、それぞれの薬の役目が違います。 一般にステロイド薬は、手術はもちろん、自己免疫疾患やアレルギーなど、原因がはっきりし
白内障手術について-両眼同時手術
日帰りでありながら両眼同時手術という例も、数の上では圧倒的に少ないながら、行っている施設もあります。 メリットとしては、通院回数が減らせるので超多忙な方や、手術室への入室自体が怖いという思いがある場合は一回で済ませられることが、メリットといえばメリットかもしれません。ただこれを書
白内障手術について-術後の安静について
何回かお書きしたように思うのですが、わりとよく聞かれます。 安静というとベッドに入って休むというイメージを持ってしまうのですが、手術を受けたということは、非日常な事柄ですから、普段行きつけないところに行った時と同じような休養を取るというイメージでいいと思います。 つまり元気のある