緑内障について〜Part 4
さて今回は緑内障の手術について少し具体的にお話をしようと思います。前回書きました通り、緑内障の手術は眼圧を下げるために行いますが、そのやり方(術式)には色々あります。そもそも眼圧は「房水」という目を栄養する水の流れが悪くなることによって数値が上がるため、この房水の流れを手術で改善
多焦点眼内レンズと選定医療について
もう既にご存知の方も多いと思いますが、多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は今年の4月から、先進医療から外されることになりました。 医療者側としては、手術内容も患者さんに対しての適応も変わりはないのですが、患者さんとしては費用負担が大きくなる人と小さくなる人に分かれます。 このブ
学童期の近視進行抑制について
この題名は、日本眼科学会の生涯教育講座の総説の原稿そのままですが、今世界中での近視しかも高度近視の人口激増を受けて、危機意識が共有されていますが、そのことについて、証拠に基づいた検証をしてみようといった内容でした。 近視があっても、眼鏡やコンタクトレンズ 等によって、日常生活に差
白内障手術について-術後の保護眼鏡について
術前・術後の点眼の仕方や細々とした注意点については、看護師さんが個別に丁寧に説明しているつもりですが、時々思いがけない勘違いが起きることがあります。 例えば、術後には3種類の点眼薬を3回点眼していただきますが、3回点眼はしていたけれどそれぞれ1種類ずつしかさしていなかったり、術前
鹿児島 離島行き
北欧ほどではないにしても、日本にも離島と呼ばれる島は多いですね。 離島の多い国8位が日本。 その日本でも断トツの1位が長崎県。そして2位は鹿児島県。 鹿児島県の本土もですが、離島にも行ってきました。 沖永良部島 徳之島 奄美大島 種子島。 カトリック教会があるところ限定ですから、
白内障手術について-麻酔は痛い?
白内障手術はとても洗練された手術です。 多くの人が長生きを許された幸せな時代になったことは、有難いことですが、それに伴い白内障も増加し、白内障手術は、眼科医をはじめ 医療機械 器具 薬品 人工水晶体等を製造する会社の協力で、どんどん改良が進んでいるからです。 現在進行形です。 麻
白内障手術 その後
約2か月前にご家族のご協力の下、無事白内障手術を済ませ、最近体調を崩し、入院していた方が退院の日に、診察に来てくれました。 あの鄭先生が心配するほど、手術中もぐうぐう寝ていた患者さん。 鄭先生の神業でいつも以上に早く多分実際の手術時間は、5分もかからず終了。 ちゃんと視力も出てい
第二金曜日の午後診について(再掲)
毎月第2金曜日の午後診は、前沢先生に小児眼科 斜視 眼瞼下垂 等の屈折や外眼部の診察を担当して頂いています。 子供たちの声があふれる楽しい外来で、私も診察に出る2診体制でしたが、今後は前沢先生おひとりにお任せして、第2金曜の午後診は、1診で行う予定です。 前沢先生は、小児眼科がご
はやり目
昨日は冬休み明け初日でしたが、意外とはやり目の方が多い印象でした。 冬休みがはさまっていた影響か、すでに罹患期間が数日たっているのに、なかなか治らない。 今までも結構このブログで話題にしてきましたが、伝播力は強め 潜伏期間は長め 症状は強め 直接的に効く薬はない というあまり歓迎
謹賀新年
明けましておめでとうございます。 関西地方は、晴天に恵まれ良い年明けとなりました。 皆様はどのような新年をお迎えでしょうか。 宮の前眼科は、1/4(土)から開始です。 手術も予定通り、1/9(木)から始まります。 また外来で皆さんにお会いできるのを、今から楽しみにしています。 今