網膜剥離
野宗先生が網膜剥離についての解説をわかりやすくしてくださっていますが、外来に剥離の患者さんが受診したときの流れを説明したいと思います。網膜剥離と網膜剥離裂孔というのは、事態の深刻さが違います。裂孔の場合はまだ本格的に剥がれていないため、レーザーで裂孔の周囲を焼き固めることで食い止
飛蚊症 手術体験談
鄭先生のところにお伺いするまでに、3つの病院で-うち2つは大学病院でしたが-診察を受けてきました。そのいずれの病院でも、硝子体の混濁は加齢による自然現象であること、どうしても手術したいならアメリカならやってくれるだろうが200万円ぐらいかかること、などといわれ、それでも見え難いこ
チョコと宇宙
先週の日曜日は母の日。プレゼントにチョコをもらいました。私はあまり甘いものを食べる方ではありませんが、チョコレートは大好きで、自分で買ってでも食べる数少ないスイーツです。そして宇宙やプラネタリウムが好きな私にピッタリのチョコを見つけたということで、太陽と惑星をイメージした美しい9
硝子体混濁 手術体験談
ひどい光のシャワーのような見え方と眼の中に、もわっとした大きな白っぽい物体が四六時中、前後左右に動き回っているのです。
網膜剥離について〜Part 4
さて今回は網膜剥離の治療法についてお話したいと思います。一般的に、治療法には大きく分けて二つあります。すなわち「レーザー治療」と「手術」です。簡単に言うと軽症の場合にはレーザー、重症の場合には手術を選択することになります。まずはレーザー治療についてですが、これは網膜剥離の範囲が狭
手術日決めの風景(2017/05/13)
最近はとても潑溂とした人生の先輩が多い気がします。私は日がな一日暗い診察室で過ごすことが日常ですが、白内障の手術日を患者さんと決める時に、特にそう思うのです。以前はいつでも先生におまかせしますという方が多かったのですが、この一年ぐらい特に感じるのですが、まず手帳を開いてご自分のス
視神経乳頭陥凹(緑内障疑い)
新年度が始まり約1か月、新生活も落ち着いてきたでしょうか。学校や職場でも、健康診断の季節になりました。血圧や血糖値を心配して、急にサラダを食べ始めるお父さんも多いのではないでしょうか。 眼科の健診で一番多く指摘されるものに、“視神経乳頭陥凹拡大”があります。眼底にある視神経の形
硝子体手術よくある質問16 同時手術と別々の手術の違い
Q 黄斑上膜と白内障があり、硝子体手術と白内障手術の同時手術を勧められました。
救急車来院 再び
連休の狭間の月曜日、救急車での来院がありました。何かこの頃多いような。今回はストレッチャーで眼科の入り口まで。殺菌灯の掃除を明かりをつけたまましていたのが、原因と思われますが、角膜上皮が剥離してかなり痛そうです。この仕事をし始めてあまり日が経っていないそうで、噂には聞いていたけれ
網膜剥離について〜Part3
さて今回は網膜剥離の症状についてお話したいと思います。前回のブログで説明しましたが、網膜剥離が起こるにはまず「網膜裂孔」の発生というものがあります。この網膜裂孔が発生する時、最もよく起こる症状に「飛蚊症」があります。「飛蚊症」とは小さい黒っぽい影が視界に見える症状のことで、あたか