兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
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手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

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白内障手術について-最も手術を受ける世代

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2022/03/17担当:山本 洋子
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眼科と縁の深い参天製薬のサイトは、眼科医向けのインフォメーションのみならず、患者さんに有用な読み物が多くあります。

 

その中で、数値で見る白内障というコーナーがあり、少し古いデータではありますが、ご紹介しようと思います。

 

統計的なものですから、厚労省の元データを当たってみた所、もう少し新しい情報がありましたが、グラフにしたりわかりやすい図にするには手間がいるので、平成29年度のデータを使った参天さんの情報を参照します。

 

それによりますと、年間の手術件数は102万件。

 

日帰り手術数と入院手術数の合算ですが、私の元データによりますと、既に日帰り手術の方が入院手術数を上回っています。

 

なぜか出生数との比較をされていますが、出生数は約94万件。また交通事故数が47万件。

 

ちょっとピンときませんが、ともかく手術件数が多いことは確かです。

 

年齢別の統計では、60代から急増し、最も多い世代は70代。

 

男女とも手術件数の45% その次は80代の25% 60代の22%となっていました。

 

これは宮の前眼科での印象と大体一致しますが、60代と70代の差はそこまで大きくないように思います。

 

もちろん健康保険の負担割合の関係もあり、70代の方が多いのは事実ですが、70代の方が60代の方の2倍ということは無いかもしれません。

 

健康保険のみならず、生命保険の還付を受ける方が多いからかもしれません。

 

世代間の割合に、男女差はあまりありませんが、人数の実数は、平均寿命が長い女性の方が多いのは当然でしょう。

 

一番手術数の多い70代での手術件数で比較すると、男性は20万3千件 女性は25万3千件 と男女比は、4:5ということになりますが、これは60代以上の人口の男女比と一致しているそうです。

 

殆どの場合白内障手術を人生で2回受ける必要はありませんので、どうせ受けるなら、あまり高齢になって受けるより、不便を感じたら(その感じ方は人それぞれでしょうが)我慢してとことん進むのを待つより、早めに受けるというのも賢明な選択だと思います。