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コロナ影響下での視力低下 肥満

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2021/07/29担当:山本 洋子
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昨日夜のNHKニュースを聞いていると、上記の話題が放送されていました。

 

この話は、月に3回送られてくる兵庫保険医新聞の7/5号に記載されていました。

 

これは2020年度の医科歯科学校健診後治療調査とういもののまとめです。

 

学校保健ですから、発表の主体は、文科省です。

 

2020年度ということは、2020年4月~2021年3月のまとめということになりますが、今回の新型コロナウイルス感染症の影響があったかという質問に、半数近くの44.5%の学校があったと回答し、そのうちで特に肥満生徒の増加 視力の低下がともに40.4%と多かったというものです。

 

さらに健診で要受診となったにもかかわらず、受診していない未受診率は、視力検査 61% 歯科69% 耳鼻科 67% 内科 57%と増加傾向を示しているようです。

 

未受診率は今まで私自身は知らなかったのですが、意外と多いということを知りました。

 

コロナ影響下で受診控えということですが、それでも急に増加することは無いでしょうから、もともと視力検査の結果に対しても、案外気にしていないのかもしれません。

 

また口腔崩壊という言葉を初めて聞いたのですが、むし歯の未処置歯が10本以上ある 歯の根しか残っていないような未処置歯が何本もあり、咀嚼が困難な状態を指すようです。

 

その口腔崩壊とみられる児童・生徒が31.3%もいるとの報告がある。

 

前回調査が35.6%ということですから、必ずしもコロナの影響とも言えないようですが、その多さにもびっくりします。

 

受診控えの原因として、保護者の理解不足、無関心が挙げられており、確かにそれもあるでしょう。

 

ただ自粛続きで時間的にも経済的にもかなり逼迫していて、受診させたくても困難な状況なのではないかということは、容易に想像できます。

 

歯より目というわけではありませんが、視力が低下すると回復させることは難しい。

 

視力が低下していると、生活に不便ですし、必ずしも近視とは限らないですから、勧告書が出た直後でなくてもいいので、善処するためにも時間がある時に受診してほしいなと思いました。