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新型コロナ既往症のある患者さんの再感染リスク  ワクチンの効果 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

新型コロナ既往症のある患者さんの再感染リスク  ワクチンの効果

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2021/04/29担当:山本 洋子
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2021年4月17日にlancetに掲載されたペーパーによりますと、すでに新型コロナウイルスに感染した患者さんの再感染リスクは、84%減少するとのことです。

 

他のインフルエンザ同様、終生免疫ではありませんが、かなり有益な免疫をもたらすという結論です。

 

イギリスの病院勤務の医療従事者やスタッフなど約26000例を対象とした、大規模前向きコホート試験の結果で、2020年6月~12月にかけて行われたものです。

 

対象者に対し、2週~4週ごとに、PCR検査と抗体検査を行い、また症状や感染についてのアンケートを2週間ごとにおこなった。

 

登録時点での抗体陽性者は8278例で、その追跡期間中の再感染例は155例。

 

陰性群は17383例で初回感染は1704例報告された。

 

これを単純に発生比率で比べるのではなく、複雑な統計処理が必要だそうですが、結論だけをお伝えすると、一度新型コロナに感染した後再感染するリスクは、84.5%も減少するそうです。

 

そして初めて感染してから、再度かかるまでの期間の中央値は200日超とのことです。

 

何となく当たり前のような気もしますが、感染することにより抗体が作られ、それにより再感染するリスクも減少する。

 

ワクチン接種もこの効果を期待して打つわけですが、接種後効果が出るまでには、一定の期間がかかります。

 

ファイザーの論文によりますと、1回目の接種後12日ごろから、罹患率が減り始めその後はほとんど増えません。

 

1回目の接種から2回目の接種までの効果は、52.4%。

 

2回目の接種から7日たった以降の効果は、94.8%だったとのことです。

 

中和抗体が作られて、感染や重症化を抑える強い免疫になる。

 

但し100%というわけではないので、警戒は必要です。