兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
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メプロⅡとのお別れ | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

メプロⅡとのお別れ

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2021/02/07担当:山本 洋子
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メプロⅡとは、私の診察室に置いていた、眼底検査や涙道洗浄や抜糸など処置用ベッドとしても使っていた眼科用手術台のことです。

 

椅子の状態から油圧を使ってベッドの状態まで倒れていくもので、眼科手術をする施設はこれを使っていることが殆どです。

 

手術室にはもちろん、別の新しいメプロが入っているのですが、外来で使うというのはある意味贅沢なことでした。

 

油圧式なので、不調をきたしてきたサインは椅子からチョロチョロ油が漏れてきたことで、さっそくメーカーの修理の人が来て応急処置をしてくれましたが、かえってそれ以降油漏れが酷くなってしまい絶命。

 

私としては、開業以来20年以上も共に過ごしてきたので、何とか直してほしかったのですが、部品が手に入らないということで、あきらめました。

 

機械というより、家具のように共に過ごした記憶は、相棒のような気さえしてしまいます。

 

今は手術台ではなく、診察や検査に適した油圧式電動椅子が開発されているとメーカーの人に教えられ、到着を待っているところです。

 

標準色が白だそうですが、それよりは濃紺の方が色々な意味で医療機関にふさわしいと思い、今鋭意作成してもらっています。

 

こういったものは、手作りの部分が多いそうです。

 

今は鮮やかな黄色いメプロⅣをお借りしていますが、患者さんはどなたもその変化に気付いていないようです。

 

これは前のとは違い、椅子を倒すスイッチは足で素早く2度押ししないといけないので、よろよろして転びそうです。

 

私の肉体も開業以来20年以上経過し、部品交換のきかない老化現象が起きているようです。