白内障手術について-免許証の更新とのかねあい
手術を決断するきっかけとなるのに、自動車免許の更新があります。 更新のはるか前に、用意周到に手術を希望されることもありますが、どちらかというと日が迫ってきて慌てて来院となることが多い印象です。 できることなら、手術を受けたくないという気持ちは理解できるのですが、最近の団塊の世代の
白内障手術についてー両眼の手術のタイミング
いわゆる加齢性の白内障の場合、程度の差はあっても両眼に起きていることが多いです。 一般的には、程度の進んでいる目を先に手術し、翌週または翌々週にもう片眼の手術となります。 その際、手術をした目の方が、手術が終わっていない目より良く見えることが多いですから、軽いと思っていた白内障が
白内障手術について-術後眼鏡を合わせるタイミング
10年ほど前は、白内障の術後にメガネ合わせをするのは、最低でも1か月後、可能ならもう少し経ってから、ということが多かったです。 最近は、特に手元重視で人工水晶体の度数を決めた場合は、術後早く運転したいとか、旅行に行きたいなど、遠くも良く見えたい場合は、術翌日でも検眼することができ
白内障手術について-手術を受ける時期について
またこの話題とお思いかもしれませんが、今回は眼科医としての視点ではなく、患者さん側の視点にたっての考察です。 昨今流行のコロナウイルスは、連日罹患患者数 死亡者数 発症地が速報で流され緊迫した雰囲気で満たされています。 それでも眼科という科の特性かもしれませんが、何事もなかったよ
白内障手術について-人工水晶体は入れないといけないのか?
白内障手術といえば、必ず人工水晶体を入れるということが当たり前になって久しいのですが、先日人工水晶体は入れてほしくないという方がおられました。 コンタクトレンズも入れたことがないのに、目の中に異物を入れたくないという考えのようです。 人工水晶体というものが保険適応になる前を知って
白内障手術について-花粉症の目の痒みと術後の心配
花粉症のある方は、今痒みの時期を迎え大変な時を過ごされていると思います。 2月中に受診された方には、今年は少し楽だそうですよ。とお話ししていたのですが、そうでもないとちょっと恨めしそうに来られる方もちらほらおられ、3月に入ってからはもう今年は楽かもしれないというのは、やめることに
白内障手術についてー術後の診察は永遠?
不安な面持ちで手術日を迎え、いえいえそれまでにもっともっと長い期間逡巡していたことも考えると、手術を受けるまでの道のりは長かったはずですが、当日以降はあっという間に時間が過ぎるようです。 勢いがつくということなのか、2度目の手術は余裕があるように感じられます。 術後診察については
白内障手術について-術後の視力
白内障手術を決める際には、術後どれ位視力が期待できるかを確認するために、眼底検査 OCT検査 必要に応じ視野検査 前眼部の検査等色々な術前検査を施行します。 もちろん大多数の方は白内障手術を受けることにより視力の改善が期待できるのですが、白内障以外の疾患がある場合、例え白内障手術
白内障手術について-手術室の室温について
以前にもお書きしたことがありますが、当院の手術室の室温は割と高めです。 木曜日担当の鄭先生は、室温が高い方が手指の動きが滑らかで手術が快適に進むからとのことです。 金曜の野宗先生は、どちらかというと暑がりで先日久しぶりに野宗先生の手術をのぞいた時、汗をうっすら浮かべていて、室温を
多焦点眼内レンズと選定医療について
もう既にご存知の方も多いと思いますが、多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は今年の4月から、先進医療から外されることになりました。 医療者側としては、手術内容も患者さんに対しての適応も変わりはないのですが、患者さんとしては費用負担が大きくなる人と小さくなる人に分かれます。 このブ