4月に入り、新年度が始まりました。
宮の前眼科にも、新人の視能訓練士(ORT)が入職しました。
新卒ですので、とても若くスタッフの平均年齢が上がりがちな当院では、稀有な存在です。
現スタッフの名誉のために書いておきますが、平均年齢が高いのは当院設立時から、本当に本当に長い勤務歴のスタッフが多いためで、彼女たちと共にピチピチ若い時を私達は、共に過ごしてきました。
20代前半の人とお仕事をするのは、久しぶりです。
ORTという仕事は、世間ではあまり有名ではありません。
理学療法士や作業療法士 言語聴覚士 臨床工学士 またもう少し歴史の古いレントゲン技師 歯科衛生士 等医療現場でそれぞれの資格に特化した技能で、患者さんを支えてくれる仕事です。
もちろん国家資格です。
視能訓練士の歴史はまだ浅いですが、その名称で弱視訓練や斜視等の子供の領域に特化しているように思えますが、実情はそうではなく、眼科においては視力検査 OCT検査 視野検査 白内障術前検査 等多岐にわたる検査をプロとして精度の高い結果を出してくれることを、期待しています。
検査機器を扱うことであれば、ある程度の訓練で可能かもしれません。
ただ再現性のある、信頼のおける結果を出すことは必ずしも簡単ではありません。
日々経験を積むことで、それが可能になると思いますし、その仕事が好きであることも大切な要素だと思います。
今頑張ってくれている先輩ORTは、視力検査が好きと言っていますので、今回の新人さんもORTの仕事が好きと公言できる人に成長してほしいと思います。
その成長を手助けするためにも、今しばらく慣れるまで、少し手際が悪い時もあるかと思いますが、温かい目で見守っていただければと思います。
もちろん体調の悪い方や、難しい視力検査はベテランのORTが担当致しますので、どうぞご安心ください。