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白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
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眼圧について

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2022/04/24担当:山本 洋子
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参天製薬のMRさんが、年に2回定期的に届けて下さる緑内障に特化した雑誌があります。

 

読みやすく、緑内障専門医の本音や新しい知見を教えてもらえる雑誌で、有難くまた楽しみにしているものの一つです。

 

最近読んだその雑誌の特集で、眼圧測定の課題について4人の専門医が語り合う座談会がありました。

 

その中で、私が気になったのは、眼瞼圧ということです。

 

眼瞼つまり まぶた が眼球に与える影響で、特に目を閉じて眠っている時にもその圧を受け、眼瞼痙攣の患者さんや、瞼が深く掘れこむような副作用の出る緑内障薬もありますが、そのような状態では、眼圧が高くなる影響も考える必要が有るということです。

 

緑内障専門医ですから、かなり進行した患者さんを多く診ておられるでしょうから、余計そのようなことが目立つのかもしれません。

 

軽症の場合は、外観を損なうということだけではなく、眼圧に対しての影響も考え、一時的にまぶたの状態が改善するまでは、他の薬剤に変更するということも考えないといけないのかもしれないと、思いました。

 

また進行している場合や、コントロールがつかない場合は、薬剤の変更というより、手術治療を考慮するべきなのかもしれません。

 

どうしても現在はまぶたに変化を来す緑内障薬は、一日一回点眼で扱いやすいですし、眼圧を下げる効果も高いため、第一選択になることが多いです。

 

また眼圧は目を開けた時にしか測定できず、瞼が目を抑えている時の圧力が測定できないことも、課題と発言されていました。

 

その中で、トリガーフィッシュというシードの開発したコンタクトレンズ型のセンサーを患者さんの目に装着して寝てもらい、得られた情報から角膜曲率の変動を測定して眼圧変動を測定することができて、眼圧変動のピークパターンを検出するという試みが話題になっていました。

 

これはコンタクトレンズなので、一晩寝るとピッタリ密着してしまい、睡眠後の眼圧が高くなりやすいという、この密着度が一つの課題と書かれていました。

 

現在のところ、まだ電波の出力が弱いので、データを受信するのに、もう少し工夫がいるようですが、血糖自己測定ができるように、患者さん自身が24時間の眼圧測定ができるようになると、治療薬の点眼継続するとても良いモチベーションになり、緑内障の悪化を防ぐことができると、私は期待しています。

 

ある先生が、長年通院している患者さんが点眼回数を守れず先生に謝られたことがあるそうですが、「謝る先は僕ではなく、5年後10年後の自分に対してです。点眼はあなた自身のためですよ。」とお伝えしました と言われていましたが、本当にその通りだと思いました。