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白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
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動物用コンタクトレンズ | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

動物用コンタクトレンズ

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2021/05/30担当:山本 洋子
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コンタクトレンズ学会から送られてきた会報誌を読んでいて、初めて犬・猫用のコンタクトレンズがあることを知りました。

 

実家でも結婚後も動物を飼ったことがないので、獣医さんとはご縁がなく、最近の獣医医療?がこんなにも進んでいるとは知りませんでした。

 

国内で発売しているのは、メニコンの子会社のメニワン社が2003年から。

シードが2018年から参入したようです。

 

メニコンは、メニワン社が分社化する前に、すでに1997年に白内障手術時に挿入する動物用眼内レンズを発売しているそうですから、その歴史は20年以上にわたるようです。

 

シードはその名も、ワンタクト ニャンタクトという名前で発売 メニコンはメニワン治療用コンタクトレンズという名前です。

 

どちらも角膜潰瘍や、再発性角膜上皮剥離等の治療のために使う目的で、犬種ごとに4種類のタイプがあると、獣医の先生が学会で発表している動画で言われていました。

 

麻酔薬点眼後は、瞬目が減り脱落しやすいので、ジクアス点眼を併用することが望ましいなど、人間と変わらない薬を使って治療するのですね。

 

愛犬に治療を受けさせた人の体験談によると、コンタクト代は片目1万円 両目で2万円 処置 検査 投薬代をこめて窓口支払いは9万円 動物用保険を使っても8万円だった と書かれていました。

 

私達人間の保険診療は有難いし、自費でもこんなにも高額にはならないことを思うと、ペットを飼うというのは、贅沢なことなのだと初めて認識しました。

 

ただ気になったのは、メニワン社は2019年獣医師の診療補助としてファンダスアイというAIを利用したサービスを開始。

 

2020年 犬用眼内レンズの新商品を発売。

 

メニワン社の社長は、自社の成長を持続していくため、今後も可能な限り新事業への参入と投資を継続していくとの見解を述べられています。

 

こうやってペット産業と医療産業が連携して進んでいく、ちょっと近未来風の不気味な映像が、脳裏に浮かんでしまうのは私だけでしょうか。