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白内障の手術後、3種類の点眼薬をさします。
抗生剤の点眼薬1種類と、抗炎症剤の点眼2種類です。
抗炎症剤は、ステロイド系と非ステロイド系の2種類ですが眼科において、それぞれの薬の役目が違います。
一般にステロイド薬は、手術はもちろん、自己免疫疾患やアレルギーなど、原因がはっきりしない炎症であってもその作用によりともかく炎症を鎮めてくれるので、外科治療にはかかせないものです。
ではもう一つの抗炎症薬はどういう目的で点眼するのかというと、術後大なり小なり角膜のすぐ後ろ虹彩のすぐ前にあたる前房に炎症細胞がでてきますが、その細胞を抑制する力は、非ステロイド性の抗炎症薬の方が強いといわれています。
頻度は稀ですが、糖尿病があったり点眼頻度が少なかったり等何らかの理由で、術後網膜に黄斑浮腫が起きることがありますが、その予防という意味合いがあります。
それぞれ目的の異なる薬ですから、回数を守ってさしてください。
10月からは、3種類の点眼薬を一日3回点眼をベースにしています。
回数や種類は、術後診察で変更することがありますので、その時にはまたお伝えします。