兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
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手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

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脱水

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2017/10/26担当:山本 洋子
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尼崎で、年中無休のクリニックと在宅医療を運営しておられる、長尾和宏先生の「痛くない死に方」という本を読みました。

この本は、8万部突破。これ以外にもたくさんのご著書がおありですから、読まれた方も多いと思います。

その中で、平穏死と延命死では、亡くなった時の体重は10㎏以上違うと書かれていました。

人の一生とは、肉体の水分量が徐々に減り、枯れていく旅路で内臓のみならず、外見の肌 髪 爪 目玉(原文どおり) そして心も枯れると。

心以外の肉体の枯れ つまり脱水は、終末期以降は友となるそうです。

このことを大病院の先生がたは、9割以上ご存じないと思うと書かれています。

口からとれる自然な水分補給以上の、点滴による補液は苦しいということでしょう。

但し、腹水や胸水は、ただの水分ではなく、血漿成分でアルブミンなどの蛋白質成分を含んでいるので、無理に穿刺して抜いたり、そののち補液として1~2リットルの点滴というのは、患者さんにとっては苦痛といわれます。

ご興味のある方は読んでみて頂くとして、心以外は枯れていくのが自然というフレーズは意識に残ります。

からからに乾いた心になるのは、悲しい。

そして目玉は乾いたままでは、痛くなってきますし、点眼薬がよく効きますから放置しないでくださいね。