この夏は、出張としては2年ぶり、家族旅行としては、数年ぶりぐらいに、北海道へ行きました。
前回は大雨に降られ、高速道路の運転が怖いぐらいでしたが、今回は晴天に恵まれ、清々しい日々が送れました。
洞爺湖はほぼ真ん丸の湖で、可能なら歩いてみたいと思いましたが、全周50kmぐらいあるとのことですから、歩きは断念して、車でぐるりと回ってみました。
東側半周ぐらいは、観光客もほとんどいない静けさですが、島の中ほどに浮かぶ中島を裏側から観察できたのは収穫でした。
活火山である有珠山や昭和新山があって、その噴火でできた湖ですが、面積も広いのでどこからでも美しい景色が簡単に眺められます。
ロープウェイに乗って山頂まで行きましたが、景色はもちろん、そこで食べたソフトクリームはシソ味で、とても美味しかったです。
温泉街から離れた小高い山の上のホテルに宿泊しましたが、湖上の船から打ち上げられる花火も、ベッドから眺めることができます。
この花火は、ロングラン花火と銘打たれるだけあって、今年は4/28~10/31と約半年間、毎日20分間行われるそうです。
強風で打ち上げ用の船が出航できないとき以外は、毎日。
20分間で450発ということですから、旅人にとっては嬉しい企画です。
洞爺湖は、新千歳空港まで高速を使って約1.5時間。道も空いているし、わりと交通の便はいいです。(レンタカーを使えば)
ただ今回の主目的は、札幌の修道院に住まわれている、神父様がもう91歳ですので、是非再会できることを楽しみにしていました。
神父様は、91歳になられても神様の僕として、しっかりこき使われておられますので、こちらの予定に合わせて頂くわけにはいきません。
ですからだめでも仕方がないと思いつつ、家族3人でドライブがてら車で行きましたが、これが遠い。下道で、2時間。帰りも2時間。
高速道路を使うと、かえって時間がかかります。
でもこの願いが届き、神父様とお会いでき、来月には母国のドイツに4~5週間帰るという御元気さなので、安心しました。
かなり古い教会付きの修道院ですから、もちろんエアコンはなく、汗をかきつつ懐かしい昔話をしていたら、あっという間に時が過ぎます。
母国のドイツに帰るのは、苦にならないけれど、神戸までは遠いね と言われてしまったので、また1年後に来ますと約束したのですが、来年はもうこの世にいないかもしれないけれど、がっかりしないで、また天国で会いましょう。 と笑っておられます。
浦和から関西に帰って来る時も、同じことを言われました。
当時は若かったけれど、今はそのお言葉をお聞きしてもあまり悲しい気持ちにはなりません。
ある意味必ず起こることなのですから。