兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
午後13時~
午後15時~19時

手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

MIYANOMAE EYE CLINIC pc_image
MIYANOMAE EYE CLINIC tb_image
白内障手術について-前立腺肥大治療薬との関係 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

白内障手術について-前立腺肥大治療薬との関係

home > ブログ > 手術 > 日帰り白内障手術
2021/08/19担当:山本 洋子
779

白内障手術の術前に、他科の治療薬を中止することは、ほぼありません。

 

ただ内服薬と白内障手術において、全く関係がないわけではありません。

 

その中でも特に有名な内服薬として、前立腺肥大治療薬があります。

 

前立腺肥大の主症状である、排尿困難 頻尿 残尿感を改善するために、前立腺や尿道の筋肉を緩める作用の内服薬を使用している方は、年齢が上がるにつれ増加します。

 

そのタイプの内服薬を使っている方の30~40%の発症率と言われていますが、手術の際に縮瞳してしまったり、虹彩が脱出したり、虹彩がフラフラしたり、白内障手術の妨げとなることがあります。

 

α1ブロッカーというタイプのお薬で、必ずしも前立腺肥大症の場合だけではなく、高血圧 統合失調症などでも処方されることがあります。

 

最初の術前に治療薬を中止することは無いということと、矛盾するようですが、術前に中止したとしても、術中のそういった困った現象を止めることはできません。

 

服用歴が長いほど発生しやすいと言われていますので、むしろそういったお薬を服用している方は、必要があれば早めに手術を済ませておく方が無難かもしれません。