兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
午後13時~
午後15時~19時

手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

MIYANOMAE EYE CLINIC pc_image
MIYANOMAE EYE CLINIC tb_image
後天性内斜視(最近若者に増えている斜視) | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

後天性内斜視(最近若者に増えている斜視)

home > ブログ > 手術 > 斜視の病気・手術
2017/04/14担当:前沢 義典
204

 斜視というと、小さいお子さんの病気、という印象があるかもしれません。多くの斜視は先天性(生後間もなくからある)ですので、間違ってはいません。しかし斜視には後天性(大きくなってから起こる)のものもあります。交通事故や、脳の手術などで眼の動きが悪くなる麻痺性斜視が代表的です。

 しかし最近、10歳代や20歳代の若者を中心に、原因不明の内斜視が増えています。多くの場合、軽度から中程度の近視で、きちんと眼鏡をかけていない方に起こります。

 スマホや携帯ゲーム、パソコンなど、生活の中心が近見、つまり眼から50センチメートルくらいまでの近くにあるため、眼鏡を必要と感じず、いつも眼が内に寄っていて、いざ遠くを見ようとしてもすぐに対応できないため、物が二重に見えるのではないかと考えられています。  

 治療はプリズム眼鏡や斜視手術を行いますが、初期であれば、生活習慣の改善で症状が軽快する方もおられます。後天性内斜視発症予防の観点からも、スマホやパソコンは使用時間を区切って、適切な休憩をとることが大切でしょう。(前沢義典)