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スギ・ヒノキ花粉症 2024 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

スギ・ヒノキ花粉症 2024

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2024/03/14担当:山本 洋子
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今年の春の花粉症は、そろそろピークを迎えるころだと思いますが、やはり予想通りそこまで強い症状では無いように思います。

 

いわゆる初期療法ということが、アレジオン点眼が発売されたころから(ですからだいぶ前ということになりますが)、よく学会でも推奨されるようになりました。

 

初期療法というのは、スギやヒノキといった毎年決まった時期にアレルギー性結膜炎を発症する患者さんに、花粉飛散予想日の2週間前から、または症状が出始めたら抗アレルギー薬による治療を始めることを指します。

 

最近製薬会社のMRさんが持ってきてくれた、患者さん向けのパンフレットにもそう書いてあります。

 

治療期間中は、かゆみが起きてから点眼するのではなく、かゆみの発生を抑えるための点眼ですから、症状が無くても点眼回数を守ってさしましょう とも書かれています。

 

ただ私はその方法でさすようにとは、患者さんには説明していません。

 

なぜなら、予防的に点眼薬を希望して来院する患者さんは、むしろ少数派だからです。

 

もちろん希望があれば、抗アレルギー薬の点眼は初期段階で処方するのですが、無症状の時期に来院される方は、当院の場合多くはありません。

 

幸い大学病院に送らないといけないほど重症の花粉症の患者さんというのも、今のところ経験はありません。

 

既に症状のある患者さんが来院されることが殆どで、その程度によって、抗アレルギー薬単独で出すか、ステロイド併用かまたはステロイドのみか 決めることになります。

 

小児や通年性のアレルギーの場合を除いて、季節限定のアレルギーの患者さんで症状が強い場合は、なるべく弱めのステロイド点眼薬を併用し、眼圧上昇の可能性があることも説明し、回数を守ってさすように話します。

 

次のステロイド点眼時間までに、かゆみや異物感などの症状が出てきたら、抗アレルギー薬を追加することで、ステロイド点眼の回数を制限することができます。

 

特に小児の場合は、眼圧が上がりやすいので、なるべく抗アレルギー薬で、どうしてもステロイド点眼が必要な場合は、短期間で切り上げ、長期間ダラダラささないように説明します。

 

通年性の場合も同様、極力抗アレルギー薬で症状を抑え、どうしても症状が強くなる時期は、ステロイド点眼を短期的に併用します。

 

患者さんは、皆忙しく無症状の期間に来院されることはあまりありません。

 

また案外軽く済む年もあり、数年ぶりに来院ということもよくあります。

 

その場合無症状でもさすというモチベーションは、患者さんには起きにくいのではないかと思います。

 

学会的に推奨されている理想的な方法ではありますが、今の日本では毎年起きる花粉症に、時間的にも経済的にも患者さんが可能な方法で、なるべくストレスが無くやり過ごせるように、対処したいと私は考えています。