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涙のはなし〜Part 1|宮の前眼科ホームページ

涙のはなし〜Part 1

2017/09/01担当:野宗研志
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さて、本日は涙について話をしたいと思います。そもそも涙というものには色々な役目があります。例えば眼球の表面にある角膜や結膜は粘膜の一種なのですが、粘膜というのは皮膚とは違って乾燥には弱いため、涙にはそれを保湿するという働きがあります。また、涙の成分はただの水分ではなく、油分や粘液などが絶妙に混ざってできており、目の表面を潤すだけでなく栄養を与えたり、老廃物を洗い流したり、細菌をやっつけたりと様々な働きをしています。このように一言で涙といっても目にとっては非常に重要な働きをしているのです。

さらに涙は目の表面にきれいに広がることによってレンズの働きもしています。例えば目を開けっぱなしにしているとすぐに涙は蒸発してゆき、ボヤけて見えてしまいます。そこで、涙は自分で意識しなくても絶えず分泌されてゆくのが普通ですし、無意識的にまばたきをすることによって涙をうまく目の表面に広げるようにできています。ですから、例えばまばたきに異常があったり、涙の分泌量が増えたり減ったり、また涙の質が悪くなると目の表面に不具合が出たりしてしまいます。

涙というのは上のまぶたのやや外側あたりにある「涙腺」という部分で作られています。そこから涙は目の表面に分泌されるのですが、ここでまばたきをすることによって、目の表面にうまく塗りつけられています。そして涙の一部は空気中に蒸発しますが、大半の涙はまぶたの上下をつたいながら目頭(目の内側)へと流れていきます。まぶたの上下には涙点と言って小さな孔があいていて、そこに吸い込まれるように流れてゆきます。そこから涙小管という細い管を通ってゆき、涙囊という袋状の部分に溜まり、さらには鼻涙管という管が鼻の方へと繋がっているので、そこへと流れてゆきます。

このように涙は分泌されては絶えず流れていっていますので、これらのどの部分が障害されても涙に関する不具合が出ることになってしまいます。次回はそのあたりについて詳しく解説したいと思います。